
ジムニーの購入を考えている方で「燃費」について気になっている人は多いのではないでしょうか。
色々調べていると、「乗り心地が悪い」や「燃費が悪い」という文字をよく見かけますよね。
魅力がいっぱいのジムニーでも、こういった反面があるのも事実。
今回はジムニーの燃費はどのくらいなのか、なぜ燃費が悪いと言われるのか、原因を解説していきます!
ジムニーのカタログでは燃費はどのように発表されている!?
まずは「JB64ジムニー」「JB74ジムニーノマド」「JC74ジムニーノマド」のカタログ値をまとめてみました。(2025年11月現在)
ジムニー(JB64)
| ミッション | カタログ値 |
| AT | 14.3km/l |
| MT | 16.6km/l |
ジムニーシエラ(JB74)
| ミッション | カタログ値 |
| AT | 14.2km/l |
| MT | 15.4km/l |
ジムニーノマド(JC74)
| ミッション | カタログ値 |
| AT | 14.5km/L |
年式によって燃費は多少異なりますが、3車のカタログ燃費は以上の通りでした。
こちらの燃費を見て「思ったより走るな」と思われる方もいると思いますが、最近のハイブリットカーのカタログ値がリッター30キロも走ることを踏まえると、ジムニーはその半分程度の燃費ということになります。
また、カタログ燃費と同等に走るかは、「走る場所」や「走らせ方」「カスタム」などで大きく変わってきます。
通行料や信号の多い都会は、ストップ&ゴーが増えるので燃費が悪くなりがちです。また、急加速を多用したり、ルーフラックを装着するなど、カスタム次第でも燃費に影響してきます。
なぜジムニーは燃費がよくない?
それではなぜジムニーの燃費は悪いと言われるのでしょうか。その原因は複数あります。
①ジムニーは最近では珍しくなってきた「純ガソリン車」

最近のクルマは燃費がよいハイブリッド車が主流です。
ハイブリットカーは「ガソリン×エンジン」と「電気×モーター」の2つの動力源がクルマに搭載されており、1番燃料を消費する、クルマの加速時にモーターがエンジンの補助をすることで、燃費向上に貢献しています。
ジムニーは昔ながらの「ガソリン×エンジン」(純ガソリン車)ですので、ハイブリットカーのような燃費性能はありません。
②カクカクとしたスクエアボディ

ジムニーのデザインのカッコよさの根源でもある、このカクカクとしたボディ形状。
最近のクルマは「燃費向上」や「人との接触」を考慮して、丸みを帯びた流線形のボディをしていることが殆どです。
ジムニーの良さでもあるスクエアな形状は、滑らかな流線形のクルマに比べると空気抵抗の観点で少し不利と言えます。
③ラダーフレーム構造による車両重量の増加

ジムニー以外のクルマに乗った後にジムニーを運転すると感じるのが「ジムニー重い!」
とにかく加速が鈍く、クルマの車両重量が重いことを体全身で感じます。
ジムニーの悪路走破性の高めている「ラダーフレーム構造」は重量の増加に繋がるため、これが燃費悪化に大きく影響しています。
同じスズキの軽自動車の重量と比較すると下記の通り
| 車種 | 重量 |
| ジムニー | 1030~1040kg |
| ハスラー | 820~870kg |
| ワゴンR | 790~840kg |
ジムニーの重量が軽自動車の一般的なものと比べて200kgほど重いことが分かります。
④トランスミッションがCVTではない

一般的に燃費性能に優れるとされるCVT(無段変速機)を採用せず、あえて5速MTと4速ATという旧来の方式を採用。
MTや段付きAT(4速AT)は構造がシンプルで、高負荷がかかる悪路走行やクロスカントリー走行において、CVTよりも圧倒的に高い耐久性を持ちます。
燃費が悪くなりやすい原因まとめ
- ①ジムニーは最近では珍しくなってきた「純ガソリン車」
- ②カクカクとしたスクエアボディ
- ③ラダーフレーム構造による車両重量の増加
- ④トランスミッションがCVTではない
ジムニーは上記のような複合的に理由で燃費が悪くなりやすいということが分かりました。
安い価格帯を維持しつつ、高級SUVにも負けない「悪路走破性」を実現するよう設計されているため、結果的に燃費に影響が出ています。
世の中のジムニーオーナーの燃費を調査してみた!

走る環境によって燃費は大きく変わってるので、今回はXに投稿されたジムニーの燃費についてまとめてみました。ジムニー(JB64)、ジムニーシエラ(JB74)、ジムニーノマド(JC74)のそれぞれをまとめてみました。AT/MTの違いは今回分けていません。
ジムニー(JB64)

JB64ジムニーの集計をしていて気づいたのが想像以上に燃費の良い人が多かった点です。燃費が15km/Lを超えている人も多くいました。傾向を見てみると、15km/Lを超えている人は郊外に住んでいるケースが殆どでした。都心に住んでいる方は9~12km/Lぐらいの燃費になっている方が多く、交通量や信号の多い地域ほど、燃費に大きな影響を受けやすいことが、改めて実感できました。
ジムニーシエラ(JB74)

続いてJB74ジムニーシエラの結果がこちらです。JB64ジムニーが3気筒ターボなのに対して、JB74ジムニーシエラは4気筒のNAエンジンを搭載しています。今回の結果を見ると、JB64ジムニーに比べてやや全体的に燃費に優れているように感じました。一番多かったのが15km/Lでカタログ燃費と同等程度出ていることが分かります。また、カタログ燃費以上出ているユーザーも多くおり、JB64ジムニーと同様に郊外に住んでいる人が多い結果になりました。
ジムニーノマド(JC74)

最後にJC74ジムニーノマドの結果がこちらです。シエラと同じエンジンを積んでいるため、ボリュームゾーンは似たような結果になりました。ノマドの方がシエラに比べて車両重量は約100kgほど重くなっていますが、さほど大きな影響は出ていないようです。5ドアの方が燃費が悪いのではないかという予想をしていましたが、今回の集計ではシエラと大きな差はありませんでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
燃費が悪いと言われるジムニーですが、乗る環境によって大きく違いが出てくることが分かってきました。
SNSでの調査から、郊外であればカタログ燃費以上のリッター10キロ代後半になっている人も多く、必ずしもジムニーは燃費が悪いとも言えない結果になりました。
その一方で都心でジムニーに乗っている人は燃費がリッター10キロ前後になりやすく、最近のクルマと比べれば燃費が良くないと言えます。
ジムニーはスポーツカーと同じく燃費性能の変わりに悪路走破性の高さを実現しています。
ハイブリットカーに近い「燃費の良さ」を求めている人には不向きなクルマかもしれませんが「デザインのカッコよさ」と「どんな道でも走破できそうな安心感」は他のクルマにはない、ジムニーの魅力ですよね!
ジムニーの燃費について知りたい方の助けになる記事になっていれば幸いです。
それではまた、別の記事でお会いしましょう!


